大内宿で茅刈りと茅葺きワークショップ2018
2018年11月10日(土)〜11日(日)
会 場 体験研修:大内宿茅場、茅葺き研修施設(旧大内分校)
宿泊:大内宿茅葺き民宿
対 象 小学生以上(小学生は保護者同伴)
定 員 30名(*先着順、要申込)
参加費 一般10,000円・学生9000円(宿泊費、食費、保険料)
服 装 野外活動に適した服装(長袖、長ズボン、軍手など) 詳しくはこちら(PDF)
11月10日(土)
13:00 大内宿入口集合
13:10〜13:20 あいさつ、注意事項など
13:30〜17:00 茅葺き体験研修
18:00〜19:00 夕食 秋の会津郷土料理
19:00〜20:30 交流会
11月11日(日)
8:30 集合
8:30〜 9:00 あいさつ、注意事項など
9:00〜12:00 茅刈り体験研修
12:00〜13:00 昼食 秋の会津郷土弁当
13:00〜14:30 茅刈り体験研修
15:00 解散、集落内自由見学
長野県小谷村でカリヤス茅刈り技能研修・茅刈り茅葺き体験研修
茅葺き材料については、全国的に茅の刈り手、後継者の減少という課題があります。
「茅採取」が国の選定保存技術に認定され、当会が保存団体に認定されたこの機会に、茅葺き職人自らが茅刈りという材料採取をすることで茅葺きを見つめ直し、皆で茅葺き談義を重ねていく第1回目として、専門家向けの茅刈り技能研修を行います。
一般向けとしても、地元のみなさんと茅葺き職人から、茅場の手入れ、刈り取り方、束ね方、乾燥方法を学びます。
夜は座学で「良質な茅を生み出す茅場の価値を探る」と「信州の茅葺きの技と風景と暮らし」について学び、さらに今年も、車の通わない山道を1時間半歩いたところにある千国真木集落を訪ね、その屋根修繕の現場にて茅葺き体験研修を行うことになりました。
(千国真木集落は、映画「アラヤシキの住人たち」の舞台でもある真木共働学舎が共に働き生活するコミュニティです。)
今年も多くの皆様のご参加をお待ちしております。
また広く関係者の皆様にもご案内いただければありがたく存じます。詳しくはこちら(PDF)
(1)10月26日(金)〜27日(土)長野県小谷村でカリヤス茅刈り技能研修(専門家向け)
会 場 研修:牧の入茅場(ふるさと文化財の森)
茅葺き文化講座、交流会、宿泊:栂池高原ロッジシーハイル(長野県北安曇郡小谷村千国乙12840−1)
対 象 茅刈り・茅葺き職人、建築・造園技能者
定 員 20名(*先着順、要申込)
参加費 10,000円(宿泊費、食費として)
10月26日(金)
12:45 栂池高原ロッジシーハイル1階ロビー集合、茅場へ移動
13:00〜17:00 カリヤス茅刈り技能研修(講師:小谷屋根 松澤親方ほか)
18:00〜19:00 夕食 秋の信州郷土料理
19:00〜20:30 茅葺き職人談義
10月27日(土)
9:00〜12:00 茅刈り技能研修 続き
12:00〜13:00 昼食
13:00〜 茅刈り茅葺き体験指導
(2)10月27日(土)〜28日(日)長野県小谷村で茅刈り茅葺き体験研修(一般向け)
会 場 体験研修:牧の入茅場(ふるさと文化財の森)、千国真木集落ほか
茅葺き文化講座、交流会、宿泊:栂池高原ロッジシーハイル(長野県北安曇郡小谷村千国乙12840−1)
対 象 小学生以上(小学生は保護者同伴)
定 員 30名(*先着順、要申込)
参加費 一般 10,000円・学生9,000円(宿泊費、食費として)
10月27日(土)
12:45 栂池高原ロッジシーハイル1階ロビー集合、茅場へ移動
13:00〜17:00 カリヤス茅刈り体験研修
18:00〜19:00 夕食 秋の信州郷土料理
19:00〜20:30 茅葺き文化講座
「信州の茅葺きの技と風景と暮らし」 松澤敬夫氏(茅葺き職人・小谷屋根)
「良質な茅を生み出す茅場の価値を探る-小谷村で始まった茅場プロジェクトの紹介」 廣田充氏(筑波大学 生命環境系 准教授)
20:30〜21:30 交流会
10月28日(日)
8:00 栂池高原ロッジシーハイル出発
8:30〜10:00 山歩きにて千国真木集落へ (*車は通れませんので歩きます)
10:00〜12:00 千国真木集落(アラヤシキほか)にてカリヤス茅葺き体験研修
12:00〜13:00 昼食 お弁当
13:00〜15:00 茅葺き体験研修つづき
15:00〜16:30 千国真木集落から下山
17:00頃 解散
「茅採取」が国の選定保存技術に選定され、当協会が保存団体に認定されました
選定保存技術の選定
このたび、文化財の保存のために欠くことのできない伝統的な技術、技能であり、保存の措置を講ずる必要のある「選定保存技術」として、檜皮採取、屋根板製作とともに、「茅採取」が選定されました。
茅場制度の消滅に伴い、担い手不足の問題がある現状において、地域の地勢や植物に関する知識、慣習の蓄積によって支えられてきた、茅の育成、茅場の管理も含め、茅採取の技術は、保存の措置を講ずる必要があるとして選定されたものです。
選定保存技術 保存団体の認定
また、「茅採取」が選定保存技術に選定されるにあたり、当協会が、これまで、地域色を尊重し、ふるさと文化財の森での茅刈り、加工の研修、記録作成などの事業に継続的に取り組んできた実績が評価され、選定保存技術の保存団体に認定されることになりましたので、ご報告申し上げます。
これも各地域の会員の皆さんをはじめ多くの方が共に取り組んできたこれまでの実績が評価されたものとして、大変喜ばしいことと思っております。
文化庁報道発表はこちら(リンク先PDF)
認定書交付式に出席し、認定書を授与されました
選定保存技術「茅採取」の保存団体として、9月26日(水)東京で開かれた認定書交付式に出席し、認定書を授与されましたので、ご報告致します。
本会の約10年にわたる、茅刈り、茅葺きワークショップなどの持続的な取り組みが評価されたものと喜んでおります。
そしてこれは会員の皆様のこれまでのご協力の賜物であり、ここに御礼申し上げます。
今後は保存団体としての役割を果たしていく所存です。
会員の皆様にはさらなるご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
第6回茅葺きの里見学研修会 秩父と奥多摩の茅葺きを巡る 小麦藁葺きと杉皮混ぜ葺き
日 時 8月31日(金)〜9月2日(日)(詳しくはPDFをご覧ください)
参加者 日本茅葺き文化協会の会員・関係者
宿泊先 31日(金)民宿すぎの子(埼玉県秩父市)1日(土) 兜家旅館(東京都檜原村)
総会・第9回茅葺きフォーラム(鳥取県大山大会)「伯耆国の茅葺き 弥生の里にルーツを探り未来を考える」
日 時 2018年6月16日(土)・17日(日)
会 場 大山公民館(鳥取県大山町末長269−1)ほか
主 催 一般社団法人 日本茅葺き文化協会
共 催 門脇家住宅等保存協力会、大山町教育委員会、大山公民館
後 援 大山町、鳥取県教育委員会
プログラム(詳しくはPDFをご覧ください)
6月16日(土)
11:00〜 日本茅葺き文化協会総会
13:15〜 第8回茅葺きフォーラム
講演「茅葺きと茅場 ̶技術と景観の伝承̶」永松敦(宮崎公立大学人文学部教授)
「伯耆国の茅葺き 弥生の里にルーツを探り未来を考える」
「開催地紹介 伯耆国大山北麓地域の歴史と文化」大山町教育委員会 野口里美
「弥生時代の茅葺き建物 妻木晩田遺跡の調査・整備成果から」鳥取県立むきばんだ史跡公園 高尾浩司
「草原の再評価と再生の課題」全国草原再生ネットワーク 増井太樹
パネルディスカッション
各地からの報告
「出雲の反り棟」小林久高(島根大学総合理工学研究科准教授)
「ITS2017イギリス大会報告」松本継太(白川村教育委員会)
「茅葺き職人分科会設立の報告」日本茅葺き文化協会
18:45〜 情報交換会
6月17日(日)見学会
午前 大山寺本堂〜宿坊通り〜所子の町並み(重伝建地区)〜門脇家(国重要文化財)
午後 むきばんだ史跡公園〜高田家(米子市・県指定保護文化財)
茅刈り茅葺き体験ワークショップ 2017
(1)2017年10月7日(土)戸隠茅葺き宿坊葺きかえ現場見学
(2)2017年10月28日(土)〜29日(日)長野県小谷村でカリヤスの茅刈りと茅葺きワークショップ
秋の信州小谷村にて地元のみなさんと茅葺き職人から、茅場の手入れ、刈り取り方、束ね方、乾燥方法を学びます。
夜は座学で「カリヤスの茅場とその生態」と「信州の茅葺きの技と風景」について学び、さらに今年は、車の通わない山道を1時間半歩いたところにある千国真木集落を訪ね、その屋根修繕の現場にて茅葺き体験研修を行うことになりました。(千国真木集落は、映画「アラヤシキの住人たち」の舞台でもある真木共働学舎が共に働き生活するコミュニティです)
また、ワークショップに先立って、10月7日には戸隠にて宿坊の茅葺きの葺き替え現場の見学も行います。
皆様のご参加をお待ちしております。*どなたでも参加できます
詳しくはチラシをご覧下さい(PDFはこちら)
(1)10月7日(土)戸隠茅葺き宿坊葺きかえ現場見学
会場 戸隠中社宿坊葺き替え現場(長野市戸隠中社地区)
(2)10月28日(土)〜29日(日)長野県小谷村でカリヤスの茅刈りと茅葺きワークショップ
会場 体験研修:牧の入茅場(ふるさと文化財の森)、千国真木集落ほか
茅葺き文化講座、交流会、宿泊:栂池高原ホテル
総会・第8回茅葺きフォーラム「これからの民家園を考える」(岩手県北上大会)
日 時 2017年6月17日(土)〜6月18日(日)
会 場 総会・フォーラム: 展勝地レストハウス(岩手県北上市立花14)
情報交換会:みちのく民俗村(岩手県北上市立花14)
主 催 日本茅葺き文化協会
共 催 岩手県北上市 北上市教育委員会
協 力 株式会社展勝地
後 援 北上観光コンベンション協会
プログラム(詳しくはPDFをご覧ください)
6月17日(土)
11:30〜 総会
13:30〜 第8回茅葺きフォーラム
講演「世界の民家園」岸本章(多摩美術大学環境デザイン学科教授)
「これからの民家園を考える」事例報告、パネルディスカッション
みちのく民俗村(岩手県北上市)
遠野ふるさと村(岩手県遠野市)
福島市民家園(福島県福島市)
日本民家集落博物館(大阪府豊中市)
長屋門公園(神奈川県横浜市)
南部茅(岩手県金ケ崎町)
18:30〜 情報交換会
6月18日(日)
8:30〜 見学会
午前 みちのく民俗村
午後 毛越寺の常行堂および周辺の茅葺き民家
大内宿で茅刈りと茅葺きワークショップ
2015年11月14日(土)〜15日(日)詳しくはこちら(PDF)
会 場 体験研修:大内宿茅場、茅葺き研修施設(旧大内分校)
宿泊:大内宿茅葺き民宿
11月14日(土)
13:00 大内宿入口集合
13:10〜13:20 あいさつ、注意事項など
13:30〜17:00 茅葺き体験研修
18:00〜19:00 夕食 秋の会津郷土料理
19:00〜20:30 交流会
11月15日(日)
8:30 集合
8:30〜 9:00 あいさつ、注意事項など
9:00〜12:00 茅刈り体験研修
12:00〜13:00 昼食 秋の会津郷土弁当
13:00〜14:30 茅刈り体験研修
15:00 解散、集落内自由見学
長野県小谷村でカリヤス茅刈りと茅葺きワークショップ
2015年10月31日(土)〜11月1日(日)詳しくはこちら(PDF)
平成27年ふるさと文化財の森普及啓発事業
会 場 体験研修:牧の入茅場(ふるさと文化財の森)ほか
茅葺き文化講座、交流会、宿泊:栂池高原ホテル(長野県北安曇郡小谷村千国乙12840−1)
10月31日(土)
12:30 栂池高原ホテル集合
13:00〜13:20 あいさつ、注意事項など
13:30〜17:00 カリヤス茅刈り体験研修
18:00〜19:00 夕食 秋の信州郷土料理
19:00〜20:30 茅葺き文化講座
「“野火つけ”が小谷村の伝統的茅場のカリヤスの成長に与える効果」井田秀行氏(信州大学教育学部 森林生態学研究室 准教授)
「小谷村の茅刈りと茅葺きの現状と取り組み」松澤敬夫氏(小谷屋根)
20:30〜21:30 交流会
11月1日(日)
8:30 集合
8:30〜 9:00 あいさつ、注意事項など
9:00〜12:00 カリヤス茅葺き体験研修
12:00〜13:00 昼食 秋の信州郷土弁当
13:00〜15:00 小谷村集落見学
15:00 解散
第4回茅葺きの里見学研修会(山形県上山市、米沢市ほか)蔵王山麓・吾妻山麓の茅葺きを巡る
2015年10月11日(日)〜12日(月・祝)
宿場・武家屋敷寺社・農家 の茅葺き文化を訪ねます。
詳しくはこちら(PDF)
総会・第6回茅葺きフォーラム(広島県東広島市大会)「藝州茅葺きの技と風景」
日 時 2015年6月6日(土)〜7日(日)
場 所 東広島市市民文化センター アザレアホール(東広島市西条西本町28番6号)プログラム(詳しくはPDFをご覧ください)
6月6日(土)
11:30〜 総会
13:30〜 第6回茅葺きフォーラム
18:30〜 情報交換会
6月7日(日)
9:00〜 見学会
会津大内宿で茅刈りと茅葺き体験ワークショップ
日 時 2014年11月15日(土)〜11月16日(日)チラシ(PDF)
会 場 体験研修:大内宿茅場、茅葺き研修施設(旧大内分校)
茅葺き文化講座、交流会:大内集会所
宿泊:大内宿茅葺き民宿「伊勢屋」「本家扇屋」「山形屋」を予定
11月15日(土)
13:00 大内宿入口集合
13:10〜13:20 あいさつ、注意事項など
13:30〜17:00 茅葺き体験研修
18:00〜19:00 夕食(秋の会津郷土料理)
19:00〜20:30 茅葺き文化講座
「草地利用による生き物との共生」楠本良延氏(農業環境技術研究所(NIAES)生物多様性研究領域)
「会津流茅葺きと大内宿の取り組み」吉村徳男氏(大内宿結いの会)
20:30〜21:30 交流会
11月16日(日)
8:30 集合
8:30〜 9:00 あいさつ、注意事項など
9:00〜12:00 茅刈り体験研修
12:00〜13:00 昼食(秋の会津郷土弁当)
13:00〜14:30 茅刈り体験研修
16:00 解散、集落内自由見学
(平成26年ふるさと文化財の森システム推進事業普及啓発事業)
アイヌの茅葺き文化を訪ねる 第3回茅葺きの里現地研修会(北海道旭川市、平取町)
日 時 2014年9月27日(土)〜28日(日)
参加者 日本茅葺き文化協会の会員・関係者12名
見学先 川村カ子トアイヌ記念館(旭川市)、二風谷アイヌ文化博物館(平取町)
萱野茂二風谷アイヌ資料館(平取町)、白老アイヌ民族博物館(白老町)
宿泊先 沙流川温泉 ひだか高原荘(北海道沙流郡日高町字富岡444−1)
詳しくはこちら(PDF)
会津大内宿で茅刈りと茅葺き体験研修
日 時 2013年11月16日(土)会津流茅葺き体験研修
2013年11月17日(日)茅刈り体験
会 場 体験研修:大内宿茅場、茅葺き研修施設(旧大内分校)
茅葺き文化講座、交流会:大内集会所
宿泊:大内宿茅葺き民宿「伊勢屋」「本家扇屋」「山形屋」を予定
対 象 小学生以上(小学生は保護者同伴)
定 員 30名 チラシ表(jpg) チラシ裏(jpg)
スケジュール
11月16日(土)
13:00〜 大内宿入口集合
13:10〜13:20 あいさつ、注意事項など
13:30〜17:00 茅葺き体験研修
18:00〜19:00 夕食 秋の会津郷土料理
19:00〜20:30 茅葺き文化講座
「茅刈りが守るちいさないのち」平舘俊太郎氏(農業環境技術研究所(NIAES)生物多様性研究領域)
「会津流茅葺きと大内宿の取り組み」吉村徳男氏(大内宿結いの会)
11月17日(日)
8:30 集合
8:30〜 9:00 あいさつ、注意事項など
9:00〜12:00 茅刈り体験研修
12:00〜13:00 昼食 秋の会津郷土弁当
13:00〜14:30 茅刈り体験研修
15:00 解散、集落内自由見学
(平成25年ふるさと文化財の森システム推進事業普及啓発事業)
第2回茅葺きの里現地研修会(岩手県一関市)
日 時 2013年8月24日(土)〜25日(日)
参加者 日本茅葺き文化協会の会員・関係者
宿泊先 ホテル三嶋の湯(岩手県一関市千厩町千厩字駒ノ沢234)
スケジュール チラシ(PDF)
8月24日(土)
12:30 JR一ノ関駅集合・研修行程の説明
12:45 バス移動
13:30 現地研修(1)県指定文化財村上家住宅
レクチャー「岩手の茅葺きと職人育成」
千厩、藤沢地区の茅葺き民家ほか
18:00 宿泊場所へ到着(入浴・夕飯)
20:00 懇親会
8月25日(日)
7:00 朝食
8:30 宿泊場所を出発(バス乗車)
9:00 現地研修(2)藤沢地区の茅葺き
12:00〜13:00 昼食(一関市内)
13:00 現地研修(3)正法寺、中尊寺
16:00 JR一ノ関駅到着・閉会
総会・第4回茅葺きフォーラム(静岡県富士宮市朝霧高原大会)「富士山麓茅葺き景観の復活 世界遺産に向けて」
日 時 2013年5月25日(土)~26日(日)
場 所 富士宮市文化会館(静岡県富士宮市宮町14−2)
プログラム(詳しくはPDFをご覧ください)
5月25日(土)
11:00~ 総会
13:00~ 第4回茅葺きフォーラム
18:30~ 情報交換会
5月26日(日)
8:30~ 見学会
第1回茅葺きの里現地研修会(新潟県佐渡市)
日 時 2012年11月10日(土)~11日(日)
会 場 新潟県佐渡市
対象者 日本茅葺き文化協会の会員・関係者 30名程度
見学先 国仲平野の茅葺き、小木町の宿根木、能舞台
北条家住宅(主屋、長屋門)
妙照寺(本堂)
国分寺(山門、瑠璃堂、庫裏)
妙宣寺(山門、庫裏、小屋)
宿根木の町並み
大膳神社能舞台
文化講座 「佐渡の文化と茅葺き」講師 山崎完一氏(新潟市文化財審議委員)
宿 泊 佐渡市内民宿
スケジュール チラシ(PDF)
11月10日(土)
12:45 両津港待合室 集合
13:00~17:00 国仲平野の茅葺き建物見学研修 北条家住宅(国重文)、大膳神社能舞台、菊池家住宅(県指定文化財)ほか
宿泊場所へ移動、夕食
19:00~ 「佐渡の文化と茅葺き」レクチャー 宿にて
11月11日(日)
8:30 宿出発
9:00~13:00 宿根木の町並み見学
13:00~ 草刈神社能舞台ほか
15:00 両津港到着 閉会
会津大内宿で茅刈りと茅葺き体験研修
日 時 2012年11月17日(土)会津流茅葺き体験研修
2012年11月18日(日)茅刈り体験
会 場 体験研修:大内宿茅場、茅葺き研修施設(旧大内分校)
茅葺き文化講座、交流会:大内集会所
宿泊:大内宿茅葺き民宿「伊勢屋」「本家扇屋」「山形屋」を予定 チラシ(PDF)
スケジュール
11月17日(土)
13:00 大内宿入口集合
13:10~13:20 あいさつ、注意事項など
13:30~17:00 茅葺き体験研修
18:00~19:00 夕食 秋の会津郷土料理
19:00~20:30 茅葺き文化講座
「会津流茅葺きと大内宿の取り組み」吉村徳男氏(大内宿結いの会)
「半自然草原の役割 ー茅場が支える日本の生物多様性ー」津田 智氏(岐阜大学流域圏科学研究センター准教授)
11月18日(日)
8:30 集合
8:30~ 9:00 あいさつ、注意事項など
9:00~12:00 茅刈り体験研修
12:00~13:00 昼食 秋の会津郷土弁当
13:00~14:30 茅刈り体験研修
15:00 解散、集落内自由見学
(平成24年ふるさと文化財の森システム推進事業普及啓発事業)
茅葺き研修
大内宿では、大内結いの会を中心に、茅葺き技能後継者育成のため、大内の茅葺き所有者の後継者の若者を対象に毎週技能講習会を行っている。
その研修施設にて、茅葺き職人と若手技能後継者の指導のもと、茅葺きの体験研修を行った。参加者は、大学生、研究者、茅葺き愛好者の他、造園職人、他地域で修行中の若手茅葺き職人など。
会津茅手の茅葺きの技を市民が体験習得することで、茅葺き文化の理解と関心を深め、より広くその支援者のすそ野を広げ普及啓発をはかる一助とすることができた。
さらに他地域で修行中の若手職人と造園職人が一緒になり、会津流茅葺きの技能研修を行った。茅葺き職人集団としてよく知られている会津茅手の技を、他地域の若手職人が研修習得することで、多雪地帯の会津茅手の茅葺き技術の理解を深め、大内で研修する若手技能後継者との技術交流の機会とすることができた。
茅刈り研修
大内の茅場において、熟練者の指導のもと、茅刈りの体験研修を行った。茅刈り体験研修を通じて、多雪地帯の大内宿での茅刈りの適期、茅刈り方法、束ね方、乾燥方法、保管方法および茅場の維持管理方法を学ぶことで、ふるさと文化財の森である大内宿茅場を維持するための担い手の育成の一助とすることができた。
茅葺き文化講座
講師:岐阜大学流域圏科学研究センター 准教授 津田智氏「半自然草原の役割 —茅場が支える日本の生物多様性—」
大内宿結いの会 吉村徳男氏 「会津流茅葺きと大内宿の取り組み」
茅場は茅資源の供給地として維持管理がされることで、生物多様性の宝庫となり、近年、その草原としての価値が再評価されている。日本の草原の種類と現状、半自然草原としての茅場の果たす役割や、野焼きが植生に与える影響、その維持保全の意義と方法を主題とした、茅葺き文化講座を開催した。さらに、会津茅手の技術と大内宿でのこれまでの取り組みについて、講座を開催した。
これらによって、参加者および地元住民へ、茅の採集から葺き替えに至る一貫した理解を深めることができ、また、地元住民と参加者が、相互に情報交換と交流をはかることができた。
五箇山茅刈り体験ワークショップ開催
日 時 2012年10月20日(土)~21日(日)チラシ(PDF)
会 場 体験研修:菅沼集落、相倉集落の茅場
茅葺き文化講座・交流会:菅沼集落 与八
宿 泊 五箇山合掌の里コテージ
日 程
10月20日(土)
14:00 五箇山合掌の里(菅沼)駐車場集合
14:15~16:45 茅刈り体験研修(菅沼集落)
18:00~19:00 夕食(秋の五箇山郷土料理:菅沼集落 与八)
19:00~20:30 茅葺き文化講座「地域資源を利用した里山保全の取り組み」筑波大学芸術系 准教授 黒田乃生(予定)
19:00~ 交流会
10月21日(日)
8:30 集合
9:00~12:00 茅刈り体験研修(相倉集落)
12:00~13:00 昼食(秋の五箇山郷土弁当)
12:00 解散 集落内自由見学世界遺産合掌造り集落五箇山には、菅沼と相倉の2つの集落がある。菅沼集落の茅場は日陰に位置するため、茅刈りしたらその場で結束し、集落に運搬して、まず雪囲いにして茅を乾燥し、雪溶けの春に屋根葺きをする。一方の相倉集落の茅場は日向なので、茅を刈り取ってそのまま茅場で数日間干してから結束して運搬し、昔はそのまま秋に屋根葺きをしていたという違いがある。茅刈り体験研修ワークショップでは、菅沼の茅場で刈って、運搬して、雪囲いをつくる体験をし、相倉の茅場では刈って、干すという両方の体験研修を行いました。
総会・第3回茅葺きフォーラム(福島県天栄村大会)
「森の資源が循環する地域づくり 茅葺きによる福島の復興の取り組み」
日 時 2012年6月9日(土)~10日(日)
場 所 天栄村羽鳥湖高原交流促進センター(福島県岩瀬郡天栄村大字田良尾字芝草1−3857)
プログラム(詳しくはPDFをご覧ください)
6月9日(土)
11:00~ 総会
13:00~ 第3回茅葺きフォーラム
18:00~ 情報交換会
6月10日(日)
8:30~ 見学会
プログラム(PDFが開きます) 第3回茅葺きフォーラム写真報告
茅刈り、茅葺きワークショップの開催(2011.10.29~30、11.19~20)
秋には、茅刈りや茅葺きのワークショップを開催し、昨年度より、文化庁ふるさと文化財の森システム推進事業普及啓発事業として、五箇山の茅場と茅葺き文化の維持保全活用をはかるための普及啓発事業を行っている。
五箇山では、集落に近いところから田畑として利用し、茅場は未利用地の山の急斜面にある。相倉集落の茅場は日向なので、茅を刈り取ってそのまま茅場で干してから結わえて運搬し、昔はそのまま秋に屋根葺きをしていた。一方の菅沼集落の茅場は日陰なので、茅を刈り取ったらすぐに結わえて、集落に運搬して、まず雪囲いにして乾燥し、雪溶けの春に屋根葺きをするという違いがあった。10月に行った茅刈りワークショップでは、菅沼の茅場で刈って、運搬して、雪囲いを体験し、相倉の茅場では刈って、干すという体験をした。また、菅沼集落では過疎化と高齢化により、茅刈りを森林組合に任せていたので、茅を刈ったことのない住民がほとんどだった。そのような状況の中、昨年度の茅刈りと茅葺き体験ワークショップと市民講座を通じて、気運が高まり、今年度は、菅沼集落の住民が参加者と一緒に茅刈りを行うことができた。さらに、菅沼集落では、新しい茅場の造成のため、参加者とともに茅の植株を行った。 同時に開催した茅葺き文化講座では、草地の多様な生き物の生態や、茅場の再生と利活用の取り組み、五箇山の茅場の歴史について学んだ。
翌月の茅葺きワークショップでは、各地の若手職人が参加する技能研修と一般市民の体験研修のコースに分かれ、五箇山の茅葺きの技を学んだ。同時に開催した茅葺き文化講座では、同じ合掌造りでも白川郷と五箇山では、葺き方が異なることや、地域色豊かな茅葺きの技を職人から学んだ。
仮設住宅の屋根の断熱材に茅を使う(2011年6~7月)
東日本大震災復興支援
2011年6月7日、仮設住宅が建設されているいわきニュータウンに4トン車に満載された山茅が届いた。送り主は御殿場の富士勇和産業。さらにその支援の輪は広がり、森林塾青水の清水塾長を通じて、群馬県みなかみ町藤原地区から、さらに茨城県のやさと茅葺き屋根保存会からも会津若松の仮設住宅建設現場に山茅が届いた。
震災直後、当協会に富士勇和産業代表の長田さんから、今回被災した茅葺き民家があればその補修の材料として、2000束提供したいと申し入れがあった。しかし、被災した茅葺き民家からの要請はなかった。
一方、被災者のための応急仮設住宅建設が始まり、福島県では、地域産材の利用と職人の雇用促進のために、木造仮設住宅の建設を決定し、公募した。それに対して、当協会代表理事の安藤邦廣(筑波大学教授)がかねてより技術開発をすすめていた、板倉構法による仮設住宅の提案を行い、福島県いわき市と会津若松市に200戸の建設が決まり、工事が始まった。その中で、グラスウールなどの断熱材が不足し、また、廃棄物を出さず自然素材だけでつくりたいという考えから、茅を断熱材として使うアイディアが生まれ、長田さんより申し入れがあった茅を仮設住宅の屋根の断熱材として使用することが決まった。
茅葺き屋根の補修には使えなくとも、被災者の支援に役立てたいという目的に適い、あわせて茅の新たな需要開拓にもつながるという考えに、長田さんも賛同し、茅による断熱材使用が実現したのである。板倉構法の屋根は、垂木をはさんで1寸厚のスギ板二枚張りとしている構法で、その間の空気層に茅を入れて、断熱性を高めるという設計である。これでグラスウールと同等以上の断熱性能が得られる。また、使用後は、茅としての再利用、あるいは傷んだ部分は肥料として土に還る。現代の茅葺き屋根といっても過言ではない独創的な屋根が出来上がった。
茅の多目的利用や新たな需要開拓の必要性については、当協会のフォーラムでもたびたび議論されてきたところであり、震災というこの危機を乗り越えるにあたり工夫された新しい茅の利用法として注目し、期待したい。(「茅ふきたより3号」原稿に加筆修正)
総会・第2回 茅葺きフォーラム
「茅葺きは地域資源」「茅葺き職人談義」
2011年6月4日(土)総会・フォーラム 情報交換会
2011年6月5日(日)
<見学Aコース>知覧武家屋敷見学、茅葺きの宿 雅叙苑 見学および昼食
<見学Bコース>知覧武家屋敷見学、茅葺きの宿 雅叙苑 見学および昼食、熊本県人吉球磨見学
会場
●総会・フォーラム ちらん夢郷館ホール 南九州市知覧町郡6209番地1
●情報交換会 知覧ふもと公園(夢郷館近く)
●宿 泊 富屋旅館(特攻の母"鳥濱トメ"が営んで来た木造旅館)又は知覧町内ビジネスホテル
茅葺き文化と技術の継承と振興を共に考え、また茅葺きに関わるネットワークを広げるため、毎年春に全国各地で「茅葺きフォーラムを開催している。前身の茅葺きネットワークで2000年から毎年開催しており、法人化してからは、第一回となる2010年は世界遺産合掌造り集落の富山県南砺市で、第二回は鹿児島県南九州市知覧にて開催した。2012年は茅葺きの温泉旅館の残る福島県天栄村で開催予定である。
今年度の鹿児島大会では、「茅葺きは地域資源」「茅葺き職人談義」をテーマにフォーラムを開催した。開催地報告として、麓集落の武家屋敷群を中心とした知覧の町並みと知覧型二ッ家の茅葺き建物について報告があった。さらに、第一セッションの「茅葺きは地域資源」では、「地域資源としての二階堂家住宅」二階堂行宣氏(高山二階堂家第十五代)、「阿蘇の草資源利用の多様性」中坊真氏(NPO九州バイオマスフォーラム事務局長)、「地域資源と茅葺きの宿」田島健夫氏(忘れの里雅叙苑代表)の3名により、事例紹介があった。文化財、草資源、観光資源と茅をそれぞれの立場からとらえ、茅を地域資源ととらえ継承するには、新たな利用法や価値を見出だし、アピールする必要があると語った。
第二セッション「茅葺き職人談義」では、「国宝青井阿蘇神社の葺き替え」中村澄治氏(球磨葺みこし屋根)、「阿蘇の茅刈りと茅葺き」小川剛史氏(肥後茅葺き屋根工事)、「日田の杉皮葺き」上村淳氏(奥日田美建)、「知覧茅葺屋根技術保存会の取り組み」永崎一男氏(知覧茅葺屋根技術保存会)の4名によって事例紹介と職人談義が行われた。材料供給の方法、屋根のかたちやその技は地域色豊かで、全国から集まる会場の職人からも熱心に質問がされた。
さらに翌日の見学会では、鹿児島県内で、知覧武家屋敷、霧島市の茅葺きの宿「雅叙苑」を見学した後、熊本県人吉球磨地方の見学を行った。人吉球磨地方には、日本で唯一の茅葺きの国宝である青井阿蘇神社をはじめとし、多くの社寺建築を中心とした茅葺き建物が残されており、その中から、岩屋熊野座神社、青蓮寺阿弥陀堂、明導寺阿弥陀堂、太田家住宅を見学した。
第2回茅葺きフォーラム写真報告
詳しくはこちらのプログラム(PDF)をご覧下さい。(別ウインドウが開きます)
まちむら交流きこう&日本茅葺き文化協会
平成22年度 農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナー「茅葺き民家編」
茅葺き民家を貴重な地域資源として捉え、地域活性化に生かすためには何が必要か
日 時:2011年2月4日(金)13:30~16:20
会 場:まちむら交流きこう 会議室(東京都千代田区神田東松下町45番地 神田金子ビル5階)
プログラム
13:30~13:40 開講:挨拶
13:40~14:20 1.茅葺きという家」講師:国立大学法人筑波大学芸術学系教授・建築家 安藤 邦廣
14:20~15:00 2.茅葺きという地域づくり(茅葺きそのものが地域づくり)」講師:地域遺産プロデューサー 米山 淳一
休 憩(15分)
15:15~15:55 3.茅葺きという仕事」講師:茅葺き職人(京都・美山)西尾 晴夫
15:55~16:20 4.講演者との意見交換等 参加者による質疑応答・意見交換
第一回茅刈り体験ワークショップを開催
日 時 2010年10月30日(土)午後2時~5時
場 所 富山県南砺市相倉(重要伝統的建造物群保存地区)「高桑家」
開催趣旨 米山淳一(当会理事)
講 演1.相倉の茅場の変遷」
講 演2.草の多目的利用とその支援活動」NPO法人九州バイオマスフォーラム 中坊 真氏
討 論
◎茅狩り体験 10月31日(日)
地元の住民のみなさんのご指導と当会理事長 安藤邦弘(つくば大学教授)の解説で五箇山の茅場で屋根ふき材の茅を狩る作業をボランティアで行いました。
*文化庁文化の森助成事業
2010年10月30・31日 茅刈り体験ワークショップ
2010年11月20・21日 茅葺き体験ワークショップを開催いたしました。
日本茅葺き文化協会設立記念 第1回 茅葺きフォーラム 茅葺きの暮らしと生業 開催のお知らせ
2010年6月26日(土)総会・フォーラム 情報交換会
2010年6月27日(日)見学会 合掌集落、茅葺き現場、茅場
会場 春光荘(平行政センター)富山県南砺市下梨2240番地
●総会・フォーラム 春光荘(平行政センター)3階大ホール
●情報交換会 春光荘(平行政センター)2階和室
●宿 泊 相倉合掌集落内の民宿に分泊
詳しくはこちらのPDFをご覧下さい。(別ウインドウが開きます)
第1回茅葺きフォーラム写真報告のページを公開いたしました(2010.7.18)
第1回茅葺きフォーラム写真報告(2日目)のページを公開いたしました(2010.9.4)